先日10月25日(土)塾生のI君、Uさんと一緒に東京大学の研究室が多く入っている東京大学柏キャンパスに行ってきました.
名古屋から新幹線で東京駅へ、秋葉原からつくばエキスプレスで「柏の葉キャンパス」駅で降り、直行の無料シャトルバスでキャンパスに到着。
大きな施設だ。本郷キャンパスと違い、安田講堂、赤門のようなシンボリックな建物や、その他の校舎など歴史的な建物こそないが、実験施設や教室だけがズラリと並んでいます。とてもストイックな印象をうけました。
東京大学柏キャンパスは、学問体系の根本的な組み替えも視野に入れた「知の冒険」を志向する最先端キャンパスとして設置され、新領域創成科学研究科、物性研究所、宇宙線研究所、大気海洋研究所、カブリ数物連携宇宙研究機構、人工物工学研究センター、空間情報科学研究センター、環境安全研究センター柏支所、情報基盤センター、高齢社会総合研究機構、柏図書館などが活動しています。(東大HPより)
この日、東京大学柏キャンパスでは「一般公開」を実施しており、毎年この時期に、東京大学の研究成果を一般向けにわかりやすく紹介、キャンパスの研究室や大型実験施設などを公開する企画を実施しています。
塾生のお父様の西浦正樹准教授(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 基盤科学研究系 先端エネルギー工学専攻)の「理系の学生は楽しめると思いますよ。」とのご案内で行くことになりました。
大気海洋研究所の棟の前には生態研究のために連れてこられたのだろうか、様々な魚が展示されており、サメの前には「さわないで」と紙が置いてあった。子供たちがしげしげと観察していた。「一般公開」ならではの光景だ。
全部見ていくには時間が足りない。
西浦先生の研究室ではRT-1というプラズマ(プラズマとは個体、液体、気体とも違う、物質の「第4の状態」で、高温が加えられたり、衝撃などが加えられたりすることによって電気的に中性になり、物質の粒子が自由に動けるようになっている状態を指し、自然現象では「雷」や「オーロラ」などの現象がそれに当たる)発生装置(天体の磁気圏に似た構造を実験室で再現する装置で、世界にMITと東大に2台しかないスゴイ装置)が設置され、高性能プラズマで様々なエネルギーの可能性を探っている。RT-1を見てすごいと思ったのは私だけではないようで、生徒達も「日本ではここだけにしかないものがある」ことがはっきりわかったようで、「ここに来なきゃ」と思ったかも知れない。
極超音速風洞「柏風洞」が設置された風洞実験室。運転モードを切り替えることで極超音速気流の生成と高エンタルピー気流の生成を行うことが可能とか。マッハ7の風を起こすデモを行っていた。
「エネルギー保存則だ!」
「熱エネルギーから運動エネルギーを得るんだね」
説明に当たる研究者の卵たちは一生懸命。
情報基盤センターのスーパーコンピューター室にはズラリと並ぶコンピューター。「TVで見たことはある…。」
宇宙線やアインシュタインからの最後の宿題と言われる「重力波」に興味を持ったようであり、スーパーカミオカンデや大型低温重力波測定望遠鏡の「KAGURA」などについての展示やレクチャーを真剣に見聞きしていた。
帰りには、東京大学工学部に進んだ卒業生との食事会も持ち、有意義に過ごした一日でした♪
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