いよいよ明日は公立高校推薦入試です。受験される方は、面接を前に、志望理由や自分の将来の夢、入学したらやりたいことなど、面接の対応の準備に万全だと思います。今回は、面接の前にこころがけておくことなど、お話したいと思います。
そもそも面接は何のために行うのでしょうか。それは、入試は何を評価するものかを考える必要があります。
学校側にとって、入試は、自分の学校の教育理念や指導方針に賛同し、その指導方針のもと、自己研鑽をできる生徒を選考するためのものです。入試の選考基準は多岐にわたり、中学校の調査書にある、中学3年間の記録や課外活動の記録や資格も選考される際に考慮する要素になります。また、調査書にある各教科の評定もその一つですし、一般入試の場合だと、入試の得点も学校がほしい生徒を判断する基準です。当然、面接での受け答えも判断する基準になります。ですから、面接の事前の準備として、志望理由や受験する学校の特徴を調べ、自分はそれについてどう思うかなどをするわけです。つまり、受験校に自分はあっているということをアピールする場が面接なのです。
では、うまく受け答えができればいいのか、逆に面接のときにつまったり、頭が真っ白になったりしたら、落ちてしまうのでしょうか。その答えは”No”です。言葉につまらなくても、態度が横柄で、受験する学校に対して謙虚な気持ちで臨んでなければ、ひょっとしたら落ちることもあるかもしれません。入学後、こちらの指導についてこない生徒は学校としてはほしい生徒ではないからです。だから、受け答えを完璧にすることにこだわることはありません。大切なことは、「素の自分をみてもらうこと」です。また、受験する学校に「入学したい!」という気持ちを持って臨むことが本当に大切です。学校は「心から自分の学校に入学したいと思っている人」がほしいのです。だから、自分の「入りたい」という気持ちを思いっきり面接官にぶつけてください。当然、枠があるので、推薦では合格できない場合もあるかもしれませんが、推薦のときに本当に入学したいという気持ちを学校にぶつけた人は一般入試の際、もし、仮に入試の得点結果がボーダーライン上であった場合、推薦で自分がアピールしたことが理由で、合格になる場合があるかもしれません。どれだけ緊張してもいいです。とにかく、自分の「この学校に入学したい」という気持ちを思いっきりぶつけてください!
2025年2月5日 3:54 pm
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