共通テスト後にスタートした大学入試対策講座が終了しました。
大学入試対策講座は志望校の過去問を中心に行う講座です。
大学入試対策講座は、だいたいこんな流れで進んでいきます。
① 志望校のデータをもとに、志望校の合格に必要な点数を設定
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② 当日の時間割通りに過去問演習
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③ 自己採点
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④ 答案を提出し、各教科担当が改めて採点
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⑤ 教科担当から答案返却、個別指導
答案を返却するのと同時に、一対一で個別の指導を行います。
生徒は自己採点を行った後答案を提出するのですが、対策講座の最初の方は「自分が得点できたと思っているところ」と「実際に得点とみなされるところ」がずれます。必要な要素が入っていないのに○にしたり、構成のミスに気付かなかったり。そこを個別で容赦なく指摘していきます。もっと得点できるはず、生徒も講師も真剣勝負です。
添削した答案を返却するだけでは、生徒は自分の解答の「何が悪いか」がわかっても、「じゃあどうすればよいか」がわかりません。だから、答案返却と指導はワンセットで行います。「この要素が足りないよ。だから要素を入れて書くこと」「この式では、この値がどうして出たかがわからない。わかるよう書いてからもう一度出して」「あれ?序詞の知識消えてる?このページ覚え直しね」と、なにが足りないかだけでなく、だから何が必要かまで伝える必要がある。だから添削だけでは足りないのです。
大学入試対策講座も進むと、生徒の自己採点と教科担当の採点が次第に重なっていきます。これは生徒が自分の解答を客観的に見ること、出題の意図を意識して解答できるようになったことの証拠です。初期でやってしまったミスをすることも減っていきます。講座での生徒の成長たるや、毎年本当に目を見張るものがあります。
4週間にわたって行ってきた大学入試対策講座。この中で、生徒たちは自分の弱点と向き合い、改善し、容赦ない指摘にも果敢に立ち向かい点数を積み上げてきました。生徒も全力、先生も全力。その講座が完結し、生徒たちはもうすぐ国立前期試験へと旅立ちます。
努力が結実し、満開のサクラが咲きますように。
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